「シソンベの舟歌のうち、櫓をこぐ歌」ほか

江華島(カンファド)は、ソウルを横切る川、漢江(ハンガン)が西の海と出会う時点にある島です。地理的な環境から、江華島には船で首都漢陽(ハンヤン)を行き来しながら商売をする商人がいました。このときの船をシソンベと言います。漁をするための船ではなく、品物を運ぶための船です。船の底が平らなので、浅いところも簡単に通ることができました。漁船がお魚でいっぱいになると、シソンベで村まで運ぶこともありました。江華島を出発するときは焚き木や塩、塩辛のようなものを運んで漢陽で売り、漢陽から帰るときは江華島では手に入れるのが難しい品物を運んで戻ってきます。漢江は、川幅が1キロほどの大きな川です。品物をたくさん積んで、櫓をこいで進むのも、大変だったはずです。そんなとき、船乗りは、呼吸を合わせ力を出すために歌を歌いました。

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